九鬼周造随筆集

随筆の名手九鬼周造のことばが古びたりしないのは、誰にもある日常のこと・ものに寄りながら思考の深みへといざなうからなんだろう。

新春随筆が年末のあわただしい時期に書かされていることに、まことがないと断じているのは痛快でもある。それでも見事な新春随筆にしたててしまう一篇『青海波』にみえる思考の展開、筆の運びはカッコいい。

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