古語って、現代人からみたら突飛であったりしても、どこかで今に繋がっているんだから面白い。
百姓:「おほみたから」と訓じてある。大御宝の意で人民、国民をあらわす。
蒼生:「あをひとくさ」と訓じてある。人が共生してますます栄えていくことを、青草の繁茂にたとえた表現で、人民をあらわす。
古代日本で現実にはどこまで国民が大切にされたかは懐疑的だけれども、少なくとも(天皇に献じたとされる)権威アル文献のなかでは、民は大事にされていたのだ。古代にも(というか古代には)、ちゃんと人権のわかる智者が国家のブレインとして居たのだ。