迷惑な進化 病気の遺伝子はどこから来たのか(邦訳)

著者はシャロン モアレム with ジョナサン プリンス 。スリリングな小説以上におもしろい。(付箋をつけすぎて、付箋の意味がないほど。)強いて一件だけ紹介するなら、地球規模の温暖化(などの気候変動)は現代人によって急激にもたらされた、なんてことは無いのだよ。現今の温暖化対策を批判するつもりはないけど、人類の影響力より、もっとスケールの大きな視座で地球環境や生命体進化の歴史を見なくっちゃ。人類なんて、それほどのものではない。驕りも甚だしいのだ。

それに、なんでもかんでもシンプルに把握したがるのが人間だけれど、進化の歴史の複雑きわまりないところにこそ神秘があるんだね。あえてシンプルにいうなら「複雑」こそ真実、かな。

 

 

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