表紙カバーをはずした時の、歪んだ日の丸イメージがまたニクイ。(色が血の色っぽくてイメージ強すぎだけどね。)憲法改正論議をするまえには、この手の多彩な論者のことばたちにしっかり向き合っておきたい。それには、やっぱり本というかたちがふさわしい。
平成のおわりに出された、天皇のおことば再考談義は多面的で実に興味深い。若い人は天皇制賛否以前に知っておくべきだろう。
最も強烈な印象を残したのは、元NHKクローズアップ現代の国谷裕子さんの降板劇の前後あたりをご本人が真面目に語っている件りで、現代メディアのありかたと我ら視聴者のありかたを考えさせられたことだろうか。
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