壺中に天あり獣あり

まるで文字の世界を彷徨う叙事詩を思わせる・・・小説(?)。登場人物の名前だけでも、いかにも意味深。光(ひかる)だけならそうでもないが、言海(ことみ)。ホテルにいる人に与えられた名は、大白蓮華・大紅蓮華とか、小欲、知足、楽寂静、勤精進、修禅定、修智慧、不妄念、不戯論。何なんだ、この仏教タームの連鎖は・・・。訳の分からないながらも、何の象徴なんだ、と物語の先へ先へと読み進めずにはおれない感覚。。。気がつけば、小説世界にとっぷり浸かっている。

 

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