イデオロギーと日本政治―世代で異なる「保守」と「革新」

参院選をひかえて、日本人なら知っておきたい世代間ギャップだ。日本の政治における「右」「左」がいつの間にか(時期ははっきりしてるけれど)外国のそれとは大きく乖離している事実、にくわえて世代間で奇天烈な状態になっていたとは。そういわれれば、安保闘争という言葉すらしらない世代、社会党をしらない世代、がある。

本書はきちんとした意識調査にもとづく検証のうえに成り立っていて説得力あり。

あとは、この特異ないまの(今だけじゃ無いかも)日本の政党政治に国民はどう向き合っていけばいいのか。それも世代間意識の違いを超えて。難しくも、重大な、課題に違いない。絶対与党のもとで改憲論議などが進もうとしている今こそ、地に足の付いた意見を持ちたいもんだ。

 

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