隣の病い

精神科医として患者とその心の奥深くを優しく見つめてこられた先生の、鋭くも暖かな考察エッセー集。

標題にもなっている、隣の病とは精神科医にかかっている患者が罹患している他の科の疾患をいい、とりわけアトピー性皮膚炎について綴っておられる。専門外と切り捨てるのは簡単だが、そこを隣の病いと名付けて見守っておられるのだ。先生の実体験による告白には、ある患者について身体のアトピーは治っても心のアトピーは治せなかった、とある。

 

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