アマゾノミクス データ・サイエンティストはこう考える

邦題に感服するなあ。原題は『DATA FOR THE PEOPLE』。アマゾンの元チーフ・サイエンティストである著者がアマゾンをはじめとする巨大企業がデータをいかに扱って成長したかを記述し、そしてこれから人間はどこへ向かえば良いのか、それを考えるヒントを与えてくれる。

 

各章節のあたまに先人の名句みたいな一文が付されているのだが、

エピローグ「データをわれわれの手に取り戻す」の段には、なんとプラトンのことばが引かれている。

「顔を動かすことも許されなければ、影以外のものを見ることができようか。」

そうだそうだ、データは所詮「影」。影をつぶさに観察することで本体直視以上の発見があり、それが今の情報社会を生みだしたのは事実なんだけれども、原点にたちかえれば、人間こそが主役なんだね。



 

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