十七八より
第58回群像新人文学賞受賞作。きのう読んだ乗代雄介のデビュー作。昨日は、小説は好きじゃないなんて言っておきながらこれを読んだのは、受賞作品に対する選考委員たちの評に新奇さを憶えたのと、あとはやっぱり表紙絵なのだ。なんとも…
旧(読書)
第58回群像新人文学賞受賞作。きのう読んだ乗代雄介のデビュー作。昨日は、小説は好きじゃないなんて言っておきながらこれを読んだのは、受賞作品に対する選考委員たちの評に新奇さを憶えたのと、あとはやっぱり表紙絵なのだ。なんとも…
旧(読書)
大胆にも本物の読書家を小説で表現してしまう、著者こそ「わたしは読書家」って宣言の書だろ。ちょっとうざい感をもってしまった自分のほうがいやになった。 それにしても一般には、読書家とは小説読書人なんだろうね。わ…
旧(読書)
この短編連作小説は読んでいて、はじめからず~っと違和感がある。はじめは三文小説だからかな、とか思うんだけれど、その答は読み終えてやっとわかる。違和感をいだかせるのも連作の仕掛けのひとつだったのか、と。さいごまで読み終えて…
旧(読書)
今の言語学ってすごく愉しい。言語ってコミュニケーションの道具じゃなかったんだね。 思考のためにこそ言語があるってことが実感できただけでも読んだ価値がある。う~ん、やたらと難解でわけのわからない文庫本が存在するのもいいと思…
旧(読書)
その昔、TVで百恵ちゃん主演の赤いシリーズてのがあったなあ、なんて思いながら本書を手に取った。そして、日本の医療基礎研究の実態を見る事になった。 2012年ころから本格的に騒がれた、高血圧治療薬をめぐる不正…
旧(読書)
天才的なスリの指の動きと冷めたこころと、彼に絡まってくる裏社会の人間どもの戯言がリアリティを以て迫る小説。何のためにスリをするのか。それは、何のために生きてるのかと同義なのかもしれない。 で、わたしの一番のお気に入りは、…
旧(読書)
がんとは何か? それに対するひとつの専門的見解が示されているのも興味深い。 凄い作家の登場かも。 著者の岩木一麻さんは、1976年生まれ 40歳 神戸大学大学院修了。 国立がん研究センター、放射線医学研究所を経て、現在は…
旧(読書)
建造物設計として、いのちを守るとか機能性などの役割はわかりやすいが、歴史を伝えるとか平和を創造する目的性とデテールの関係なんて、わたしはこれまで考えたことはなかった。昭和20年代の広島平和記念公園の計画コンペをめぐる抵抗…
旧(読書)
かのロミオとジュリエットの悲恋を、視点をかえて全く別の物語に読み替えてしまう空想の発端は、人は嘘をつく生き物という一点。それだけで終わったら、ふーんって感じだけど、その着想をもとに目の前の殺人事件の真相を解き明かしちゃう…
旧(読書)
博覧強記そのものの編集人・松岡正剛が仕事を通して感じてきた本音をありのままに綴ろうと苦心惨憺している本。率直であろうとするあまり、却ってカタカナ語が多用され、「 」で括った語句が溢れ、ややうんざりする。西洋・東洋の古典・…