十七八より

第58回群像新人文学賞受賞作。きのう読んだ乗代雄介のデビュー作。昨日は、小説は好きじゃないなんて言っておきながらこれを読んだのは、受賞作品に対する選考委員たちの評に新奇さを憶えたのと、あとはやっぱり表紙絵なのだ。なんとも不思議な絵。作者は Toshiko Okanoue(岡上敏子)。http://www.pinterest.jp/Fairymelody2/toshiko-okanoue/

 

評によれば、というかわたしも然りと感じたのは、小説にしかできないやり方で何かを表現している、しようとしている。そんな読み応えというべきか。あるいは、読めども読めども手応えをつかみきれない時間の淵にはまり込む感覚か。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。