アベノミクスを叩いている(といっても著書出版というスタンスでの話)、ブラック企業被害対策弁護団所属の弁護士さんの本。どうして官僚は忖度ばっかりするのかなあと改めて思う。しない人は組織にとどまれない構造になっているのであろうが情けない国家であり、なさけない国民だ。日本経済を支えている「低賃金・長時間労働」を是正するにはアベノミクスを倒すしかないのに。この国にはいまだ市民がほとんどいないとしか言い様がない。
それはそうと、この本のデザインの味気なさよ。愚直なまでに真っ当な統計データを駆使しているけど、これでは流行らない気がして残念ではある。