負債論

すごい本である。★★★

800ページを超える重厚な書なのに、冒頭からグイグイひきこまれる。

 

借りたお金は返さなければいけない、というのは実は倫理的な正しさであって、経済学的には真実ではなかった。ええええ、どういうこと? てあたりから人類の歴史がひもとかれていく。

 

貨幣とは何か、についても我々はおおきな誤解をしてきたようだ。

 

文化人類学の立場から語られる負債論は、サブタイトルにあるように「貨幣と暴力の5000年」史の解説書になっている。これを読まずして資本主義は語れないぞ。

 



 

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