多和田葉子さんの(日本語による)小説。日本語ならではの、近未来小説の世界に(暗いのにうっとり)漂ってしまった。荒廃し鎖国している未来の日本で、死なない老人と、虚弱すぎるが知的で心優しい曾孫の物語。映像化できるかもしれないけどきっとそれは別の作品になってしまうと確信するほど、あたらしい言語空間を創出してしまった。
ただいまテスト中
はかり知れない色の重なりを感じさせる人がいる。私には表面をけずったときに現れる色があるか。
『うたうかたつむり』野田沙織詩集あとがき
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