バルト三国のひとつ、世界一美しいといわれるラトビアをモデルとした小説。美しさのベースにあるのは、伝統をまもるくらしぶり。一見平和なくらしはおぞましい惨禍の荒波にもまれ、たゆたう小舟のよう。本書では版画と文章がひとつの世界をかたづくっている。まるで絵本のファンタジック世界に生きた女性マリカは、夫と生き別れになる波乱の生涯をおくる。舞台の国ルップマイゼに描かれる、精霊たちと共生する人々のつつましくおだやかな暮らしをつむぎながら。
ただいまテスト中
はかり知れない色の重なりを感じさせる人がいる。私には表面をけずったときに現れる色があるか。
『うたうかたつむり』野田沙織詩集あとがき
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