昭和天皇をポツダム宣言受諾に導いた哲学者: 西 晋一郎、昭和十八年の御進講とその周辺

歴史はつねに主流派の都合のいい歴史として記録されるさだめなのか。

尊皇の哲学者ゆえに、日本の哲学史の潮流から抹消された西晋一郎。しかし、かれの天皇への進講がポツダム宣言受諾につながったとすれば、かれについて学ぶことは思想家と政治家とのかかわりの意味、意義を知る格好の材料にちがいない。

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