澀江抽斎(鴎外選集第六巻所収)

昨日の須賀敦子の思い出の本の一冊がこれ。彼女の父は森鴎外の著作として何を読んだかと問い、『澀江抽斎』を読まずにどうすると指南したのだ。澀江抽斎? わたしも須賀さんと同じで、森鴎外の文学作品を読んできたけれど抽斎なんて人の史伝はしらなかった。しかし、この抽斎の本こそ鴎外の偉大さを物語る一冊だったのだ。これがそもそもの探求地獄のはじまりとは・・・。つづきは、またどこかで。

 

 

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