一体全体 (藤富保男詩集?)
たぶん詩集に分類されるのだろう。ショートショートスタイルの詩文ページと線画作品のページとのコラボ と見ればよいのか、はたまた、作者の脳内イメージ具象化が時には言葉となり、時にドローイングとなって表出しただけのことか。おそ…
たぶん詩集に分類されるのだろう。ショートショートスタイルの詩文ページと線画作品のページとのコラボ と見ればよいのか、はたまた、作者の脳内イメージ具象化が時には言葉となり、時にドローイングとなって表出しただけのことか。おそ…
吉岡實さんの詩集としてはおそらく珍しい写真で構成された装幀。トラピスト男子修道院という、割と有名な施設の窓と木靴型らしい。はじめて見た時は、有名な、四人の僧侶の詩になぞらえて四人分の靴があるのかと思ったが、靴本体ではな…
なぜなんだろう。今日の愛媛新聞紙面の読書書評に10年以上前の小説が採り上げられるなんて。本作の衝撃性は時代を超えて堪えるけれど、。。。 評者・吉田千亜さんは平野啓一郎さんの小説に通底するのは「たったひとつの本当の自分な…
陳腐な語彙のならんだ文章にはこれといった味わいもなく、一見、ありふれた学園小説みたいなのに、何故か先を読みたくなる不思議な魔力(?)があるらしい。実のところは、緑の眼をもった人びとなど決してフツーでない要素が空気の如く散…
表紙を見ただけなのだが、備忘として。 創価学会をはじめとした宗教ネタはテレビや大手新聞では見ない。そういう自主規制なのか。公明党が政権にあるから難しいのか、強力なスポンサーが皆そのあたりで繋がっているのか。そういうことを…
予備知識はとくに必要なく、高校生でも読み進めていける、と前書きにあるが、大昔高校生だったわたしには随分ハードルが高いぞ。読めるのと分かるのは違う。面白いのは確かだが。。。 中でも、興味をそそるのは今どきの学生の数学学習…
ゆるスポーツの仕掛け人・澤田智洋さんが「ゆるめる」に目覚めたのは我が子が障害をもって誕生したことが一番大きい要因だろう。でも、ちっとも気負ったところのないのが素敵だ。ある意味、出会うべくして出会ったヒトであり考えであり生…
この国でナショナリズムを語るのに特定著者の一冊で済ますのは危険極まりないとはいえ、ここに掲げられた四冊の必要十分性もまた吟味されなくてはいけない。(わたしには分からん! けれど、思想書に伍して安部公房の小説を持ってきたセ…
「あらゆる組織における決断とリーダーシップの永遠のバイブル」との位置づけで読むのは、一般読者には千年早い。はっきりいって戦争について現実味をもって考える時に読む本だ。 平和ボケ日本でも本書を通じて将来戦を想起研究している…
著者・馬部隆弘さんの覚悟がいいよね。「歴史学の尻拭いをする覚悟」が。 だから歴史の検証は面白い。そういう意味では後世に検証させないような嫌らしい文書操作はますます許せない。