夢魔の彼方へ 梁石日詩集

重いことばが並ぶ。残酷物語。近親憎悪。国籍不明者。南朝鮮の大飢饉。朝鮮人収容所。土左衛門。植民地人種。・・・

 

一九五〇年代の在日朝鮮人詩人のなかで一番(?)若かった青年の詩は、地を這い、穴蔵に蠢くような重苦しさのなかにも、在日青年ならではの憤怒や勇ましさ、そして自問自答する姿が顔を出している。



 

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