肉と衣のあいだに神は宿る

表紙デザイン、こういうの好きだな。「神」だけが赤い字でしかもホッコリしてる。ちなみに、神は「たましい」とも読む。トンカツ屋の看板娘を主人公にした、コンカツ(婚活)苦労話が延々つづくが、それがメインでもないし、トンカツ屋のデパート催事出店騒動が中心でもない。こころやさしい特技をもつ若い女性と、彼女を取り囲む人間模様のぬくもりに満ちている。ああ、読後にはうまい味噌汁がのみたくなる小説。

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