偏愛蔵書室

人生で一万冊以上読んできたであろう読書狂である。(わたしもそれくらいは読んでるなあ。)ベストセラー本とはほど遠い、見事な偏愛ぶりが詰まった、100冊の語り。4年と2カ月のわたる新聞連載のために、本業の創作を休止し、再読し、文献を調べ、隔絶的なほど個性的な感想をぶちまける時間と労力を捧げたという。

かれにとって「珠玉」という賛辞は「檸檬」「冬の日」など梶井基次郎の短編集のためにあると断じている。とにかくかれの価値観は彼のもんだ。

惜しむらくは単行本の表紙、なんだかなあ・・・・ずれてないか。

 

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