本のタイトルが長い。ブログの見出し部分にさらに前置きが付く。
"古地図片手に記者が行く「鬼平犯科帳」から見える東京21世紀"
同い年の著者は毎日新聞のたたき上げ記者出身のえらいさん?
当人の趣味にちがいない、古地図片手の散策探検の集大成といえそうだが、鬼平犯科帳で知られる歴史上実在の長谷川平蔵にまつわる文献(古文書)をはじめ相当の史料をひろいあつめてあって濃密だ。
そのうえ東京二一世紀の事象とリンクして語ってしまうあたりは、かなりの短絡性が感じられるが、鬼平ファンとしては思わずうなずいて賛同したくなるだろう。